海老です。
問い合わせや相談のメールの内容で、およそその方の行く末はわかります。送信する前に、内容をもう一度見返してください。
それだけ、最初に送られてくるメールなどの内容が大切なのですが、それを理解していない方が非常に多いです。
最初のメールから転職活動は始まっている
私はこのブログでも、会社のメールでも、あらゆるところから転職の相談を受けています。
転職活動をされている方、あるいはこれから取り組もうと考えている方にぜひ、お話ししておきたいことがあります。
たとえ、履歴書と職歴書を送ってきていただいたとしても、あまりにも簡潔な内容のご相談ですと、あなたが満足する回答をすることは難しいです。
例えば、
- 今の年収はどのくらいで、今後はいくらくらいの年収を希望しているのか?
- 勤務地はどの辺を希望しているのか?
- なぜ転職をしたいのか?
- いったいどのようなことで会社に貢献できるのか?
- 今後の人生設計はどうしたいのか?
- 正社員希望なのか、業務委託でもいいのか?
など、あなたの現状と今後に合わせてお話をさせていただきたいので、できる限り詳細に書いて欲しいと思っています。
もし、「私の経歴でどこか転職先の心当たりがないか?」というようなスピード感を重視したお問い合わせであれば、少なくとも先程の質問のお答えを書いた上でお問い合わせをお願いします。
また、3ヶ月以上転職活動をしていても結果が出ない方は、特に早めにキャリアカウンセリングを受けていただきたいと思います。
これは、今後、無駄に時間だけが経過してしまい、さらに悪い方向に進めまないようにするためにもお勧めしています。
なぜ転職するのか?
転職において、最も大切なのはここですね。
中高年の転職相談でお会いする方の大半は、定年を迎えた方の再就職、もしくは、会社の事情でやむを得ずに退職する方です。
つまり、本当はそのまま働きたいが、仕方なく辞めて転職をするという方です。
この傾向は少しずつではありますが、年を追うごとに高くなってきました。
一方30代、40代を中心に、50代でも自らの気持ちで転職する方もいます。
理由は、給与を上げたいとか、今の自分の未来が見えないなどに集約されます。
どちらにしても会社への不満が先行する場合が多いのですが、この時にはぜひ、じっくり考えてください。
会社に不満を持つ人の転職成功率は…低い
思いとどまれ、と言ってるわけではありません。
私が言いたいのは、
他の会社に転職して、その思いがどうすれば成就するかをきちんと考えろ
と言うことです。
これを理解していないと、転職しても同じ落とし穴にハマることになります。
仮に会社に問題があるとしても、自分も改善することが必ずあるはずです。
そういった自らを顧みる謙虚さが、面接での転職理由の問いに答えることに役に立つのです。
間違っても、会社や社長や上司の悪口だけで転職してはいけません。