40代・50代の転職したい人が知っておきたい「求人票の実態」とは?

海老です。

新しい年度になりましたね。

今週は3回にわたって、

・求人職種に合致しているのに書類で簡単に落とされた
・採用した人が思ったような活躍をしない
・求人票に書いてあることと実際の仕事の内容が違う

など、「いわゆるミスマッチ、これは人災だ」という話をします。

先日、このようの記事を書きました。

この内容をさらに突っ込んで書いていきます。

目次

ミスマッチが多発する理由

実は、転職では、このミスマッチが多発します。

なぜ、ミスマッチが起こるのでしょうか。

その答えは、企業の本当の求人を出しているのは人事部ではないからです。

「え…嘘でしょ?」と思いますよね。

実際の人事部の仕事は各部署からあがってくる人材の希望を取りまとめる業務が中心ですので、各部署の実情を把握までは人事部の仕事としては求められていないのです。

中小企業なら各部署の状況を把握していることもありますが、人数も多く複雑な組織になると、人事部の社員といえども社内の実情について把握しきれず、中には私たちエージェントよりも知らない人もいたりします。

「そんなバカな…」と思うでしょうが、彼らは人事のスペシャリストであって、営業や経理、法務、生産管理、WEBデザインなどを実際にやることはないでしょう。

社内の人材ニーズを把握することはしていても、じっくりとその組織を見たり聞いたり体験したことことがある人事部の社員の方が少ないと思います。

人事は社内のあらゆる職種に精通し、理解している。これは、誤解です。

あらるゆる職種に精通しているスーパー人事は、相当なベテランの方しかいないのです。

求人情報は社内のニーズを反映している

そんな人事部が書いた求人情報の記載内容を順番に見ていきましょう。

まずは募集している「職種名」ですね。

例えば、「経理部アシスタントマネージャー」と書いてあるとします。

この場合、新しく人材を採用したいのは、どこの部署でしょうか?

はい。経理部ですね。

前述したように、人事部はあくまでも人材採用の窓口であるだけです。

求人票は、人事は経理部に書いてもらうか、人事担当者が経理部にヒアリングして求人情報を作成します。

が、経理部が書いた求人票や、人事部がヒアリングして作成した求人票は、果たして会社に必要な人物像を正確に反映しているでしょうか。

戦略的求人と置き換え求人

人材の募集は、組織にとって大変重要なことです。

しかし、もしそれを組織のトップではなく、課長クラスの中間管理職が行っていたとしたら…、それはどのような求人になるでしょうか。

その求人は、戦略的な求人ではなく、単なる置き換え求人や増員求人の可能性があります。

置き換え求人とはそのポジションの人が退職したり異動した後釜であり、増員求人とは仕事量が多いなどの理由で人を増やす理由の求人です。

一方、戦略的な求人とは、会社の経営理念や業績、将来を見据えて戦略的に重要なポジションの人材を採用することです。

その戦略的意味を伝えられるのは、基本的に組織のトップです。

ポジションが上がれば、やはり重要度も上がります。例えば「経理課長の募集」となると、部長以上が人事と相談することになります。

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