「一生は今の連続である」
この言葉で「今」の大切さを伝えたのは、世界的な禅ブームの元祖となり、あのスティーブ・ジョブズにも影響を与えた禅僧・澤木興道老師です。
ともすると、過去と未来に縛られてしまう私たちの心の浅はかさを戒めているとも考えられます。
私は、来年で会社を設立して17年目になります。思えば、設立時には思いもよらない事が毎日のように起き、それに対処する日々がまさに今もなお続いています。
老師の言葉に触れ、それこそが社長業だと改めて思っています。
リスクを適切に判断し、どこで起動修正をするかを決める
私は、社長とは未来をイメージして、最良と思う道に向かい続ける仕事だと思いますが、それは誰にとっても同じことではないでしょうか。
老師が言うように、私たちは過去を悔やみ、未来にわがままな可能性を夢みて、場合によっては周りに犠牲を強いて生きていく存在です。
実は、過去に、弊社において大きな人事的な問題がありました。
このことをある弁護士に相談したところ「海老さんは、脇が甘い」と言われ、とても大きなショックを受けたことを今でも思い出します。
何が問題かを認識できなかった訳でもありません。何も対応していなかった訳でもなく、全力で悩み、自分ができる対応を続けてきた結果、最悪の結果になってしまいました。
何がショックだったのかと思い返すと、「脇が甘い」とバッサリ斬り捨てられたことがショックだったのではありません。必死に悩み、考え、行動したことに対して、親身になって話を聞いてくれなかったことがショックだったのです。
物事は一度始めてしまうと後に引けないことがどうしてもあります。
その弁護士のように途中で見切ることの大切さも確かに重要ではありますが、世の中はそんな甘いものではありません。
社長は、社長として存在するために、自分なりのポリシーや生き様、あらゆることへの影響などを誰にも相談できずに考えて判断しています。
他人の助言はありがたいのですが、やり始めたことは、時には良い結果になるかどうかわからないが、行き着く所まで行かないとどうしようもないこともあります。
途中で決断することが、かえってリスクになる場合もあるのです。問題はその後をどうするか、どう立ち直るかです。
コンサルタントや弁護士など、人に助言をする方はほんとに人生経験を積んで、自分を含めて人の至らなさをわかった上で、次なる手立てを考える必要があります。
もちろん、転職エージェントも、人に助言をする立場です。
この経験から得た理念が、私そしてアクティベイトのエージェントにはあるので、弊社のエージェントは親身に話を聞くことの重要性を理解しています。
もし、あなたが自己流で転職に動いてうまくいかない場合、途中からエージェントに頼る決断をすることは悪いことではありませんよ。エージェントは、探し方を間違えない限り、あなたを良い結果に導く存在です。
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このような状況の中での転職活動となりますので、耳の痛いご指摘などもさせていただくことがあると思います。
そこはお互いに覚悟が必要な部分ですので、お申し込み前にご了承ください。よろしくお願いいたします。