海老です。
中高年が持っている強みとは、「人生経験」であり、それはまさに「仕事での経験」と言い換えることもでいます。
すなわち、どうしたらどういう結果になるかということをたくさん知っているということです。
今回は、中高年が持つ4つの強みについてお話しします。
中高年は、役割の変化にも対応できる
インターネットとパソコンの普及で「IT(情報技術)の時代が到来した」と言われるようになった1990年代後半から2000年代。
この時代にバリバリ仕事をしていた20代後半から30代の人は、今は50代〜60代となり中高年と呼ばれるようになっています。
この20年、仕事でパソコンを使わない日はなくなりました。
しかもワードやエクセル、パワーポイントなどの資料作りだけではなく、日々のあらゆる仕事の管理、報告や情報収集に至るまでパソコンを使うように変わっています。
朝からパソコンを開き、パスワードの入力や、メールの確認、業務ソフトの閲覧やインプットなど。ペンを使うことがほとんどないほどに。
- どのファイルを開けてどこに保存するか?
- あの資料はどこにあるか?
- この操作のあとはどうするか?
など、いつもパソコンの使い方との戦いのようになっています。
こうして20年が経ち、だいぶ使いこなせるようになりましたが、それでも何かトラブルがあるとお手上げです。
きっとパソコンの基本がわかってないのです。
中高年のホワイトカラーはこうして先輩達の仕事ぶりとはまるで違うことになりました。
こうした中高年は会社の中でどのように見られているのでしょうか?
私の記憶では「IT」と言われるようになったころでが、「プレイングマネージャー」と呼ばれる会社の中で活躍する人材が出てきました。
つまり、「人のマネージメントだけしてる人」は不要で、現場の最前線で活躍しながらマネージメントもできる人材が重宝されるようになったのです。
どんな職種でも自分で現場を持ち、手を動かすのが当たり前になりました。
中高年の価値の1つは、現場仕事が誰よりできると言うことです。
「担当セクションでは自分が一番仕事ができる、わかる。だから、部下のマネージメントしている」
中高年の売りは、管理だけでなく、自ら第一線で最高のパフォーマンスを発揮できることです。
中高年が乗り越えなければならない4つの波
世の中が激変するタイミングは、きっと過去にも何度もあったのでしょう。
過去に経験してきた世の中の激変は雇用の増減に影響してきました。
しかし、現代の激変ぶりは、過去のものと少し様相が異なります。
なぜなら、現代の激変は「仕事そのもの」「仕事の仕方」が変化しているからです。
過去に経験したことのない4つの波。私たちは、この4つを乗り越える(サーフィンのように)必要があるのです。
4つの波
- 「働きかた改革」で推進された労働時間の減少
- 「コロナ禍」であっという間に広まった仕事のテレワーク化
- 「年金支給開始の変更」による終職(定年)の延長
- 「ITの進歩」により急速に進んでいるDX化
この4つの波が、わずか3年であっという間に私たちの仕事の環境を変えてしまいました。
過去3Kと言われていた現場仕事も例外ではありません。
むしろ3K職場ほど人手不足で、職場に変化が起きています。
この4つの波の影響を受けている私たちが、心しておかなければいけないことは2つあります。
この波は余程のことか起きない限りは元には戻らない
仕事の成果が今まで通り確保できるのか?
中高年の持つ強みは、人生経験あり、同時に仕事経験の豊富さです。
それにより、何をどうしたらどういう結果になるかということをたくさん知っています。
あなたの人生経験・仕事経験を存分に活かしていきましょう。
まとめ:中高年がやるべきこと
中高年は、人生経験と仕事経験を活かしていくべきです。
これらは、どんな時代でも人間が生活して、仕事をしている環境がある限り(50年後や100年後はわかりませんが)、あなたの経験は貴重なものです。
では、あなたの経験を最大化させるためにはどうしたらいいでしょうか?
私のエージェント歴25年の経験をもとにお話すると、
逆説的に捉えられるかもしれませんが、経験にとらわれずに柔軟に考えて行動する
経験という強みをメンタルの強みに置き換える
変化しても変えてはいけないことをプライドにまで高める
ことをやってもらえれば、4つの波を乗り越えることができるはずです。
3番目のプライドにまで高めるとは、評価されるからやるとかされないからやらないではないということです。
仕事は結果を出さなければ意味はなく、今後ますます努力や根性は評価されにくくなります。
だからこそ、中高年は自分の経験を客観的に評価する必要が出てきます。
それに役立つのがキャリアカウンセリングです。
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