海老です。
当社の取締役である渡邊の著書の中から、ミドル・シニア世代の方々の転職につながる部分をご紹介いたします。
渡邊も数社の経営に携わり、多くの人を採用してきた経験がありますので、参考になる部分があるかと思います。
ミドル・シニア世代の転職希望者が大切にしたい3つのこと
難しい事はやさしく、やさしい事はおもく
渡邊が大切にしている井上ひさしさんの言葉です。
ご自身の専門性や経験などをアピールする際に、難しい言葉(専門用語)などを使ってグイグイとアピールすることは、悪いことではありません。
しかし、何もかも相手があってのこと。
シンプルに表現した方が、お相手の理解を得やすいのではないでしょうか。
逆にやさしいこと(あなたの業界にとっては当然のこと)がお相手にとっては大きな意味を持っていたり、転職をしたいと思っている業界の根幹であったりするかもしれません。
基本や原則なしに応用はできませんので、ぞんざいに扱うのはやめましょう。
自分の言葉で語る
これは、上の話とも関連していますが、ビジネスは「人の心を動かすこと」が基本です。
つまり、相手に理解され、共感されなければ、話は進まないわけです。
言い換えれば、「あなた自身がそのことを理解しているか」がスタート地点であり、転職時の面接などで問われているのは「あなたが実践し、自分のものにできた経験や実績」ということです。
難しい言葉や理論を振りかざすだけでは、「知ったか」と捉えられてしまうので気をつけましょう。
誰でもできること
ミドル・シニア世代の転職、とりわけ専門性や経験・実績を求められている転職においては、後回しにされがちな「基礎・基本・原則」の部分です。
誰でもできることを、自らも行ってください。
組織の中には必ずやらない人が一定数存在するでしょうが、このような人は転職に向きません。
なぜなら、このような人物が組織のガンであるからです。
私の印象では、ベテランやエリートが多い印象です。
能力や経験が問われない極めて簡単なことを面倒くさがってやらない、心の中で反発して裏側でサボっている…など。
もし、あなたが当てはまるっているのなら、今日この瞬間から心を入れ替えてください。
ミドル・シニア世代に問う「会社とは何か」
さて、あなたにとって会社とは何でしょうか?
従業員の方たちの目線で考えると「生活の糧」などの回答が多くなると思いますが、私は会社の経営者でもありますから、経営者(採用する側)の目線でお伝えします。
会社とは、
会社=人、人づくり=会社の成長・発展
です。
この点から考えると、中途採用をする会社の経営者がミドル・シニア世代に求めているのは、
会社の成長・発展に寄与できる「人づくり」が完了している人
ということになります。
このような視点で考えてみると、今日ご紹介した3つのポイントが極めて大切であることがご理解いただけるのではないでしょうか。